M1 MacでWindows XPを動かす方法1選
この記事は「岩手の人とか、岩手県立大学の人とか Advent Calendar 2024 Advent Calendar 2024」の25日目の記事です。(大遅刻) qiita.com
結論
忙しい人のために結論から言いますと、UTMを使いましょう。
古いWindows使いたいときの問題
たまにWindows 98とかWindows XPとか使いたいときありますよね。
私は今までは買ったときからWindows XPが入っていたNEC LaVieを使ったり
(画像ではデュアルブートのUbuntuが起動してますね)

その他古いノートパソコンを引っ張り出して作業していました。

しかしながら、これらで作業しようとすると持ち運びが大変ですし(昔はこれを持ち運んでたのですがね)複数台管理していたらACアダプタがどれがどれかわからなくなったり、ACアダプタを紛失し秋葉原で探し回る羽目になったりしました。
M1 MacでWindows XPを使いたい
ということで、インストールディスクとシリアルコードはあるので、現代のノートPCに環境を構築したくなりました。
大体古いOS環境を用意するとなると現代では仮想環境にインストールして使いますが、私のメインPCはM1 Macなのでx86のOSを動かすにはアーキテクチャエミュレーションが必要です。
ですが、Virtual BoxでもVMwareでもM1 PC上でのx86のエミュレーションは提供していません。

ほかに方法が無いこともないですが、M1 Macが出たばかりの頃にはx86のエミュレーション環境を構築するのにかなり苦労した記憶があり、今回も面倒だな〜と思ったのですが改めて調べたら便利なツールがでていたので紹介します!
UTMを使ってみる
UTMというツールを使います。
UTMはMac OSやiOS上で各種アーキテクチャの仮想マシンを提供するツールです。
トップページからWindows XPの画面だったり、GitHubのREADMEにはアラン・チューリングのUniversal Turing Machineの概念を表す言葉が書かれており、思想も面白いオープンソースプロジェクトです。

インストールは簡単で、brewで入ります。

さっそくWindows XPの環境を構築しますが、なんとUTMではマシン設定のテンプレを配布してくれているので一瞬で仮想マシンの設定が終わります。
「UTMギャラリーからビルド済みパッケージをダウンロード」を押して、Windows XPの環境をダウンロードします。


ダウンロードできたファイルを今度は「開く」で開きます。


仮想マシンが追加されるので、あとはインストールディスクのISOを指定し起動します。


M1 Mac上でWindows XPが動きました!

後は好きに遊びましょう。

それではみなさん、よきXPライフを!
とっても古いPython,OpenCV,TensorFlow環境を構築する時の苦悩過程
この記事は「岩手県立大学 Advent Calendar 2023」の25日目(後出し)です。
ことのはじまり
私はGitHubを見ていて「あ、このリポジトリ動かしたいな」と思った時、まずはそのリポジトリが動く環境のDocker image構築から始まります。
動いた環境を人に共有しやすく、なるべくベース環境はきれいに保てるので。
さて、いつも通り環境を構築しようとしましたがリポジトリには以下のような要件が提示されていました。
- Ubuntu 16.04
- Python 2.7
- OpenCV 2.4.13 compiled with GPU support
- boost_python 1.65.0
- TensorFlow
- Sonnet
全体的に要求環境が古いですね。
というのも最終コミットが2019年なので納得です。
環境構築の困難さ
そのままモダンな環境で動くのか
要求環境は古いですが、別にUbuntu 20.04 + Python3.x + OpenCV 4.x ...でそのまま動いてくれるなら何も気にすることはありません。
が、今回の場合以下の問題が発生します。
正直、今回のコード規模ぐらいであれば全部書き換えても大したことないとは思うのですが、 もっと大規模なコードで同じ問題に陥っていた場合にはモダナイゼーション(使い方あってる?)には以下のリスクが伴います。
- 過去に自分が作ったシステムでない限り、モダナイゼーションした後に起こったバグは元々のソフトウェアのバグか自分が修正を加えたせいで出たバグか切り分けるのが難しい
- 関数のデフォルトアルゴリズムが変わっていたりすると計算結果が合わずつらい(オプションで過去のアルゴリズムが選択できることがほとんどだが)
- システムの規模によるが単純に書き換えが手間、ChatGPTとかにモダンにしてって言えばそれなりにぱぱっとできるかもしれないがそれでも手間だし、計算結果が想定通りじゃないと更に頭を抱える
ということで、元々の環境を再現して動かせるならなるべくその方がいい。とは思います。
今回の障壁
今回面倒なのは以下の3つの条件です。
まず、これは今回の例に限ったことではないのですが「マシンについている物理GPU」「OpenCV」「TensorFlow」全員が納得するCUDA環境を整えるのは非常に面倒です。 また、Python 2.7自体は用意するのはなんてこと無いのですが、Python 2.7と連携できるTensorFlowやその他パッケージのバージョンを用意する必要があります。 今回開発マシンには「NVIDIA GeForce RTX 3070」がついているのでこのアーキテクチャ対応も意識する必要があります。
TensorFlow(GPU版)の問題
TensorFlowで学習、推論を回すならGPUアクセラレーションが使えるならぜひ使いたいところです。
CPU版でやっていてはとてもじゃないけど遅すぎて開発効率が悪いことがありますからね。
Python2.7と連携できるtensorflow-gpuはversion 1.15.xが最後です。
version 1.15.xに対応するCUDA環境はCUDA:10.0 cuDNN:7になります。
がしかし、「NVIDIA GeForce RTX 3070」は最低でもCUDA:11.1が必要です。
よって、Python2.7の使用を続ける場合この時点でtensorflowのGPUアクセラレーションは諦めるしかなくなり詰みます。
古いOpenCV(with CUDA)の問題
ではOpenCVはどうでしょう?
OpenCV with CUDA をビルドするには一例ではありますが以下のようなビルドオプションが必要です。
RUN cmake -D CMAKE_BUILD_TYPE=RELEASE \
-D CMAKE_INSTALL_PREFIX=/usr/local \
-D WITH_CUDA=ON \
-D WITH_CUDNN=ON \
-D OPENCV_DNN_CUDA=ON \
-D CUDA_ARCH_BIN='8.6' \
-D CUDA_ARCH_PTX='8.6' \
-D ENABLE_FAST_MATH=1 \
-D CUDA_FAST_MATH=1 \
-D WITH_CUBLAS=1 \
-D WITH_TBB=ON \
..
重要なのはCUDA_ARCH_BINとCUDA_ARCH_PTXの2つで、ここに書く数字はPCに搭載されているGPUによって最適な数字が異なります。
CUDAのバージョンによって変わる数字ではないので注意が必要です。
以下のリストから自分のGPUの名前を探し、「Compute Capability」に書いてある数字を参照します。
CUDA GPUs - Compute Capability | NVIDIA Developer
よって、「NVIDIA GeForce RTX 3070」では「8.6」となります。
もちろん、CUDA_ARCH_BIN='8.6'でビルドするにはCUDA:11.1以降が必要となりますが(参考)、
そうなると今回要求されているOpenCV 2.4.13サポート範囲外となります。
このような「Compute Capability」とOpenCVのバージョンの適応関係は以下の記事によくまとめられています。
「じゃあもうめんどいんで、GPUアクセラレーションなしのOpenCV 2.4.13インストールするんでとりあえず動いて」と思ってしまいますが、
ここで面倒なのはOpenCVでGPUアクセラレーションを使ったコードからの脱却方法です。
TensorFlowなどではほぼコードの書き換えなしにCPU,GPUどちらのリソースで計算するかは気軽に切り替えられるのですが、
OpenCVはGPUアクセラレーションを使用する/しないはコードの記述に依存するので、GPUアクセラレーションから脱却するには該当範囲をすべてCPU対応に書き直す必要があります。(単純な書き換えではありますが)
最初からCPUでもGPUでも動くように環境によって分岐するように優しく書かれているコードだとありがたいですが、そうでない場合&コードの規模が大きい場合少々手間です。
おとしどころ
ここまでの制約を整理すると
| 要素 | 一言 | 要求されるCUDA範囲 |
|---|---|---|
| 物理GPU | 世代によってCUDAのMin値は決まる | 11.1 < X |
| TensorFlow | Python2.7で使えるtensorflow-gpuの最大は1.15.x | X < 10.0 |
| OpenCV | 2系は古すぎ、GPUから脱却するのもやや面倒 | 3.0 < 9.2 |
ここからやるべきことは以下のように整理されます。
2はオプショナルで別にやらなくてもCPU計算で動くには動くので1と3をやることにします。
最終的な解決
まずDockerのベースimageをUbuntu16.04 + CUDA11.1 + cuDNN8のものにします。
DockerHubのnvidia/cudaからは古いものは消されていくのですが、
nvidia/cudaにない古いものもnvcr.io/nvidia/cudaからとってくることができます。
OpenCVはなんとなく4.5.2にしてみました。
2系から4系にあげたため、各種APIの仕様が変わりそのままでは動きません。
動くように"頑張って"cppやpythonを書き換えてエラーを消していきます。
ここでやっと動きます。
まとめ
特になんの参考になるかわかりませんが、私が普段更新の古いリポジトリを動かすときに考えていることを書き出してみました。
結果的に「Python3にする」とか「OpenCVのバージョンを上げる」とかめんどくさがらずに書き換えるしか無いこともありますが、なるべくそのまま動かすためにどう情報を参照すべきかはまとまったと思います。
これを読んだみなさんも"動かない😡"と大量にissueが立てられてるリポジトリが動く環境を提供してみると、救われる人類もいるかも知れません。
おまけ
その1
なんか各種環境のtensorflow-gpuのwhlリンクだけを大量にまとめてるサイトがあります。
Links for tensorflow-gpu
その2
TensorFlowは古いバージョンだとpipのパッケージ名によって、
とわかれていましたが最近のバージョンはtensorflowを入れるだけでどっちにも対応します。
その3
OpenCVをCUDA付きでビルドする際にサポートされる範囲 #OpenCV - Qiita
この記事だとOpenCV 2.4.13.7のCUDAの対応は最大9.2ですが、
CUDA 9系 + OpenCV 2.4.13でビルドしようとするとリンクエラーで素直にはビルドできないので注意です。cmakeを書き換える必要があります。
ここらへんで議論されてます。
stackoverflow.com
技適の通っていないRaspberry Pi 5をなんの申請もなしに運用する
この記事はIoTLT Advent Calendar 2023 12日目の記事です。(遅れてすみません...) qiita.com
ものづくりではないですが、技適の通っていないIoTデバイスで遊びたい人向けに情報共有です。
本当はRaspberry Pi 5をいち早く使ってみての感想を書きたかったんですが、
環境構築だけで大変だったのと、なにをレビューしたらいいか悩みやめました。
Raspberry Pi 5で検証してほしいこと募集中です!
https://twitter.com/T_taisyou
はじめに
趣味開発でも仕事でもRaspberryPiをよく使うのですが、RaspberryPiシリーズの新作が出るたびに悩ましいことがあります。
それは「日本での発売が遅い」ということです。
これは多くの場合"技適(技術基準適合証明)"の認証待ちによるものです。
技適がなんなのかは以下で優しく解説されています。
さて、私は「いち早くRaspberry Pi 5を使ってみたい!」と思ったわけですがRasPi 5は技適が通っていません。
技適が通っていなくても海外ではすでに発売はされているので輸入で買うことはできたのですが、
日本で電源を入れると電波法違反になってしまいます。
どうしたものか...

技適の通っていないデバイスを運用する方法
よく検索するとでてくるのは「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」を申請して使う方法です。
技適の通っていないデバイスでも180日間なら使えるようになる申請です。
ただ、申請は簡単なんですが書くのめんどいし(めんどくさがり)、180日をすぎるとそのデバイスは文鎮になってしまうのでもったいないなと思いました。
そこで、別の方法として電波暗箱というものを買ってみることにしました。
電波暗箱を買う(高い)
電波法を守るには、電波をやたらめったら飛ばさなければいいので電波を遮断する箱の中でデバイスを運用しようというわけです。
スイッチサイエンスさんはどうやら電波暗箱を持っているようで、以下の記事でそれを使用したRaspberry Pi 5の検証が早速行われていました。
www.raspi.jp
電波暗箱を買ったことはないのでこの記事にある画像と「電波暗箱」の画像検索でメーカーを特定しました。
どうやらマイクロニクスさんのTaurusシリーズっぽいです。
micronix-jp.com
本体は最低でも20万...なのですが、じつは本体よりもオプション品が悩ましく、
本体だけだとただの箱で外にUSBやLANが引き出せません。
なので、引き出せる付属ユニットも一緒に買わないとRaspberry Pi 5を運用するのはまず不可能なんですが、
まぁこのユニットがいいお値段します。

いいお値段するんですが、中古で買ってみました。

電波暗箱の環境構築
今回買った電波暗箱はUSBポートx1、LANポートx1とポート数が少ないので工夫が必要です。
結果こうなりました。(RaspberryPiは起動していません)

まず、コンセントを分岐しますが箱の中は狭いので自由度があるタップを使います。
結構お気に入りでよく買っています。
LANケーブルも分岐したいので5ポートのコンパクトなハブを設置しました。
USBはRaspberryPiのUSBを外に出すのではなく、USBハブを外部に引き出すことにしました。
ちなみに、どちらの場合でもUSB A-to-Aのケーブルが必要なので注意です。(あきばお〜で買いました)
USBハブにはHDMIキャプチャとWebカメラを繋いでいます。
これで外部のパソコンでRaspberryPiの画面や箱の中の様子が監視できます。
それから、箱の中は絶対熱くなります。
なのでRaspberryPiの冷却は必須なのでRaspberryPi公式のActiveCoolerを取り付けました。
公式の紹介ではこれがあるのと無いのでは性能に大きな差が出るとのこと。


いざ電源投入
箱にコンセントを差すとすぐにすべてが起動してしまうので、スイッチ付きの電源タップに電波暗箱の電源ケーブルをまとめました。

電源投入!
無事Raspberry Pi 5が起動し、HDMIキャプチャ経由でデスクトップが表示されました🎉

ここから色々動かしてみるのが楽しみですね!
さいごに
電波暗箱はやっぱ高いので、技適が通ってないけど遊びたいデバイスがある人向けにレンタルサービスを始めようかなと思っています。
需要があれば貸し出すので連絡ください!
あと、Raspberry Pi 5で検証してほしいこと募集中です!(2回目)
https://twitter.com/T_taisyou
あとから見つけたんですが、LANケーブル1本でHDMI,USB(キーボードやマウス)を伝送できる送受信機があるようですね。
これを使えば少ないポートでも運用が楽そう。
amzn.asia
岩手で起業して1年経った。
この記事は「岩手県立大学とか、岩手の人たち Advent Calendar 2022」の1日目です.
要約すると,
岩手の奥地に存在するらしい岩手県立大学に関係することや岩手県に関係ある人たちでワイワイするAdvent Calendarを立てたよ!
という話.
1日目は「岩手で会社立ててみてどうなん?」という話を書きます。
- 会社を立てて1年経った
- 冬の出勤は大変。オフィスの場所は重要。
- だから1年目の目標は盛岡にオフィスを持つことだった
- 結果人も増えた
- 売上もとりあえず安定、オフィスも構えることが出来た
- おまけ:会社の代表と学業の両立
会社を立てて1年経った
私は2021年6月2日にDefios株式会社というAI・IoT関係の開発を主に行う会社を起業しました。
代表取締役は私と、もうひとり近藤という男です。
つまりは現時点で起業から1年半ぐらいですかね。
弊社は10月決算なのでもう二期目も終わったという感じです。
起業してからたった一年。されど一年。岩手での会社経営の感想を書いていきます。
冬の出勤は大変。オフィスの場所は重要。
東北民なら誰でもわかると思います。冬の出勤はとにかく大変です。
かといって、会社の代表が大事な会議に遅れるわけには行きません。
安全運転に気をつけながら会議のために朝早くから走り回っていました。
とはい言っても、弊社は完全テレワーク・完全フレックス制を採用していたので普段の業務でそこまで負担はありませんでしたが、やはり顔を合わせて面談する機会があると大変でした。
いまでは私はちょっとはオフィスに近い家に引っ越し、用途に合わせて打ち合わせ場所が選べるようオフィスも2拠点用意しました。

だから1年目の目標は盛岡にオフィスを持つことだった
最初のオフィスであり、現在の本社である場所は滝沢市の第2イノベーションセンターという施設のシェアオフィスです。
最初のオフィスです。
— 大将(Taisyo) (@T_taisyou) 2021年6月4日
とってもシンプルで最小限ですが、まずはここから頑張ります。 pic.twitter.com/CYStkK09TP
立地としては自分の通う大学の目の前にあるので通いなれた場所って感じでいいですが、盛岡から少し離れていて、最寄り駅からもまぁまぁ歩くので交通の便はやや悪いです。
喫茶店や食事処も周りに1件しか無く、来社される方との打ち合わせにはちょっとばかし不便でした。
ですが、大学や滝沢市の協力もあり、オフィスの家賃は無料でした!
なので最初の登記場所としてはとても魅力的です。
岩手県立大学の学生で登記したい人は是非活用したほうがいいと思います。
とてもいい場所で、援助も嬉しかったですが「学生起業だから」と支援される状況に甘えず、しっかり会社として自立したいという思いが社内では強く、
起業して1年目の目標は「安定した売上を確保し、盛岡に自社のオフィスを構え自立すること」になりました。
結果人も増えた
オフィスを構えることを目標にすると、とにかく安定した売上が必要で、安定してお仕事をするには長期契約が理想で、長期契約を得るには信頼が必要で、信頼を得るにはマンパワーが必要で...
という感じで従業員が必要になりました。共に起業した役員二人は技術力には自信がありますが、とにかく2人だけで回せる仕事には当たり前ですが限界はありました。
ここが結構起業する前の想像とは違ったところでした。
岩手という地でIT企業を立て、起業時には見込み取引先もほぼ無い状態...正直会社を立てても1年くらいはちょっとは暇かなと思っていましたが、実際は激務に次ぐ激務です。
昼間は会議、メール、会議、メール、会計と昼にしかできないことをし、夜は徹夜で開発しそのままデスクで寝る生活です。
そんな中 求人を出し、最初に従業員となってくれた3人には本当に感謝しかありません。
さて、「岩手で求人はどうするのか。」という話ですが、弊社は完全テレワークOKなのでネットに求人を掲載し全国から採用しました。
私のTwitterなんかでも募集をかけましたが、結構それは効果的だったと思います。想定の採用枠の倍は超える応募が来ました。
テレワークでも開発がしやすい、Webサービスやソフトウェアの開発をする会社さんは絶対全国から採用したほうがいいと思います。
とはいえ、同じ岩手県立大学の後輩にあたる学生など、岩手の学生も面接をうけてくれて同じ岩手のエンジニアと切磋琢磨できる嬉しさを感じました。
最終的に初回採用時より従業員の給与も上げ、岩手・宮城・東京・京都......と様々な場所の6人の従業員と現在は会社を回しています。
売上もとりあえず安定、オフィスも構えることが出来た
AIのモデル作成や精度改善はもちろん、メーカー系の組み込み開発もやりましたし、コンサルティングや、技術系の講師業務、スマホアプリの作成まで何でもやりました。
まだ1年ですが、信頼いただき、続けてお仕事をいただけるところも少しずつ増えました。その結果、売上は起業当初に書いた事業計画書の数倍まで伸び、盛岡のど真ん中に無事オフィスを構えることが出来ました。
弊社Defios株式会社は滝沢市にあるDefios Lab.に加えて、新たに盛岡支所を立ち上げました。
— 大将(Taisyo) (@T_taisyou) 2022年8月5日
盛岡城跡公園目の前、農林会館です!
新しいオフィスの名前は考え中です。 pic.twitter.com/vISqM2xpSh
盛岡にオフィスを構えたおかげで、車持ちの私も大通りで何も気にせず酒を呑んでオフィスで寝ることが出来、これが何より最高です。(個人的感想)
ほかにも、岩手で稼いでるわけですから岩手に少しでも還元しようと地元のeスポーツ大会やロボットサッカー大会に協賛したりもしました。
今月 岩手で開催される東北最大ゲーマーズイベント「#G019サミット 5th in APPI」のサポーターとして弊社Defiosも協賛させていただきました
— 大将(Taisyo) (@T_taisyou) 2022年5月9日
テーマは「文化祭」
現役Playerはもちろん,ゲーム体験ブース,飲食エリア,企業展示など見学だけでも楽しめるイベントなので皆行こう!!https://t.co/gzdDrJH2Aj pic.twitter.com/MrWnRTZ7Uv
本日はロボットサッカーの大会、ロボチャレンジ滝沢にスポンサー(割と個人的な見学でもある)として来てます!
— 大将(Taisyo) (@T_taisyou) 2022年11月6日
今回はスポンサー賞の審査員でもありますが、どのロボットも個性的で楽しいです!
午後も試合があるのでビッグルーフ滝沢に是非お越しください!#Defios_Labhttps://t.co/ppGLppsi5K pic.twitter.com/yChO0J6sJN
あと私はSecHack365やセキュリティ・キャンプなどセキュリティ関係のコミニュティにもお世話になっているので、CTFのスポンサーをしたりもしました。
明日から開催される初心者向けOSINTメインのCTF、#TsukuCTF (@tsukuctf)!
— 大将(Taisyo) (@T_taisyou) 2022年10月21日
去年に引き続き弊社Defios株式会社もスポンサーとしてわずかながら協力させていただきました!
頑張った人には弊社のマグカップも贈呈されます。是非 皆様ご参加ください〜#Defios_Lab https://t.co/e13DbjHgw1 pic.twitter.com/k5D6ob7RDy
ともかく、
オフィスが増えようが従業員が増えようが、ここ(Defiosという会社)からなにを生み出すかが大事なので、これからも頑張っていこうと思います。
最後に、弊社は絶賛 事務作業員 募集中です。 以下より是非ご応募お願いします!! https://www.ipu.u-coop.or.jp/app/arbeit/index.php?mode=show_entry&cd=7NIedOu4
おまけ:会社の代表と学業の両立
結論:私には無理そうです。。。
私は現役の博士後期課程の学生でもありますが、博士の学位を大学の想定期間(3年)で取るのは難しいかなぁと思っているし、実際モチベーションも今は自分の会社のことに傾いています。
まして今年は会社を回しながら、セキュリティ・ネクストキャンプのチューターやSecHackのアシスタントまでチャレンジする暴挙に出て、スケジュールはミチミチです。
最近は「今日は休みかぁ...」とゆっくり寝ているときに「研究しろ....研究しろ....」と幻聴が聞こえてきます。
2021年 岩手県立大学 Advent Calendarを〆る
この記事は岩手県立大学 Advent Calendar 2021 の最終日です。
今年のアドベントカレンダーを振り返って
去年に引き続き今年も私が岩手県立大学 Advent Calendarを立てさせていただきました。
今年も多くの人にご参加いただき,賑やかなものとなりました。
私事ではありますが、今年は去年以上に忙しくなかなか宣伝や皆さんの記事1つ1つにコメントが出来ず本当に申し訳ありませんでした...
しかしながら皆様のおかげで、今年も投稿予約枠はなんとか全日埋まりました!!🎉

記事を投稿してくださった皆様方はもちろん,記事を読んでいただいた方々,拡散していただいた方々,みなさま本当にありがとうございました!
来年も多分私がアドベントカレンダーを立てるでしょう。
その時はまた皆さんと楽しめることを願っています。
まとめ
今年はおかげさまで充実した年末を過ごせました。
アドベントカレンダーをきっかけに、多くの人が積極的にアウトプットする岩手県になることを願います。
Raspberry Pi OS をこれから新規インストールする人はBullseyeに気をつけよう
この記事は「岩手県立大学とか、岩手の人たち Advent Calendar 2021」の10日目です。 qiita.com
Raspberry Piで遊ぼうとしたその時...
GROVE Base HAT for Raspberry Pi Zeroを買った。
www.switch-science.com
公式のセットアップ手順に従ってgrove.pyをインストールする。 GitHub - Seeed-Studio/grove.py: Python library for Seeedstudio Grove devices
以下のコマンドで一気にセットアップしてくれるらしいのだが...
curl -sL https://github.com/Seeed-Studio/grove.py/raw/master/install.sh | sudo bash -s -
失敗する。
-------------------------------------------------------
Grove.py installation FAILED, FAILED, FAILED
-------------------------------------------------------
スクリプトに頼らず自分で手順を追ってインストールチャレンジしてみると...
grove.py/INSTALL.md at master · Seeed-Studio/grove.py · GitHub
依存関係が入れられなくて詰んでいる。
原因は最近Raspberry Pi OS のバージョンアップ
Raspberry Pi OSは2021年11月にBullseyeへバージョンアップしました。
www.raspberrypi.com
いままではBusterというバージョンでした。
BusterからBullseyeへの移行がまだ十分でないので、先述の問題の原因はパッケージがまだ新しいOSのバージョンに対応していなかったんですね〜
Raspberry Pi OSのバージョン感の障壁と現状の対応
BusterとBullseyeの2つの間ではaptパッケージの更新が追いついていなかったりで移行にすごい障壁があるので「手元のラズパイでは動いてたのに移植したら動かない...」とか問題が発生するよ!
とのこと。
これは別にBusterとBullseyeだからというわけではなく、OSバージョンのブランチ切り替えでは必ず起こる現象ですが、RaspberryPi OSは特にも9年間Busterで動いてきたのでその障壁は大きい。
「今まで動いてたのに環境が変わったせいで動かせなくなったよ〜」と困るユーザのために、Raspberry Pi公式では今までのRaspberry Pi OS (Buster)もサポートを続けるそうです。
現時点でRaspberry Pi公式のRaspberry Pi Imagerを使ってデフォルトでSDカードに焼かれるRaspberryPi OSのバージョンはBullseyeですが、Raspberry Pi OS(Legacy)としてBuster版も焼くことができる。
とりあえず困ったらこれで対処しておこう。

今後の対応
様々な環境の移行に時間がかかりそうなのでDebian Busterは2024年6月までDebianによってサポートされる。
ベースとなっているLinux 5.10カーネルは2026年12月までサポートされる。
その間にRaspberry Pi OSを完全にBullseyeに切り替える決断を多分するんだろうという感じ。
ここまでの話はRaspberry Piの最高製品責任者(CPO)のGordon Hollingworth氏が色々説明してくれてます。 japan.zdnet.com
各パッケージ開発者は今一度Bullseyeで動くか確認してみましょう〜
岩手で株式会社が立ちあがるまで【無限手続き 編】
この記事は「岩手県立大学とか、岩手の人たち Advent Calendar 2021」の15日目です。
岩手で会社を立てた
私事ですが、今年 岩手で起業しました。
Defios(デフィオス)株式会社という、AI / IoTの会社です。現在アルバイト募集中です。お気軽にご連絡ください → 大将 (@T_taisyou) | Twitter
株式会社を設立する際、「手続きの仕方なんてネットや本に無限にある!」とはいうものの、実際やってみたら関連情報を1つ1つ寄せ集めながらわけのわからん紙(書き終わる頃にやっと分かるようになった)をいっぱい書かなければいけないのが大変だったのでまとめてみました。
今回は実際の手続きをはじめるよ
前回の記事では手続きを始めるための事前準備を完了しました。
t-takeda.hatenablog.com
今回は、実際にいろんな窓口で手続を行います。
定款の作成方法を選ぶ
会社として認めてもらうには定款というものが必要です。
定款とは「法人の目的、組織、活動に関する根本となる基本的な規則を記録したもの」です。参照元
で、定款を用意して提出するんですけど、電子データの提出と紙での提出が選べます。
特にこだわりがなければ電子定款一択だと思います。安いです。
freee会計と契約すると手数料が無料になるということで私はこのタイミングでfreee会計を契約して、電子定款の作成を決めました。
定款の内容を確認する
freee会社設立が作ってくれた定款をよく確認します。
特に株式についてや、名前、住所、などは誤りがないかよく読み込みます。
電子定款作成を専門家へ依頼
行政書士さんと直接メールでやり取りすることになります。
作成プラン(お急ぎとか)を選んで、見積もられた金額を直接行政書士さんの口座に入金します。
すると、数日後に電子署名済み定款が届きます。
定款を公証役場に提出しに行くぞ!
盛岡、滝沢などに登記する場合、公証役場は「盛岡公証人合同役場」になります。

事前準備
委任状と定款を綴る
委任状や電子署名済み定款を印刷して持ってくんですが、定款の綴じ方が決められていおます。
製本テープがあると楽です。
製本テープで閉じて発起人(社員・設立者)全員の契印が必要です。
詳しくは以下の手順参照。
https://k.secure.freee.co.jp/pdfs/electronic_company_contract_guide.pdf
CD-Rを買う
定款の電子データの受け取り用に必要です。
「当日、公証役場の近くのコンビニで買えば言ええやろ」とか思ってると、意外と売ってなかったりして困ります。
昔は売ってた気がするんですが、現代ではコンビニでも100均でもあんまり売ってないようです。事前に電気店で買っておきましょう。
公証役場に予約する
メールでも電話でもいいんで事前に絶対予約します。(公証役場は予約制です)
私はメールフォームから予約をしてみましたが、結局電話がかかってきて用件を聞かれたりするので最初から電話でかけたほうが良いかもしれないです。
公証役場に行く
盛岡公証人合同役場は盛岡大通の七十七銀行の近く、大通りのセブンイレブンのビルと確か一緒です。
ちょっと古くて、狭い役場です。
定款認証代金として、現金52,000円を持っていかなければいけないので置き忘れやひったくりに合わないよう気をつけて行きます。
法務局に行けそうな日で会社の設立日を決める
法務局にこのあと書類を提出するんですが、書類を窓口に提出した日が会社の設立日となります。
会社の設立日に希望があれば、法務局に行けそうな日で会社設立日を決めましょう。
freeeの画面では、次の手続きは「出資金を入金しましょう」なんですが、「出資金を入金後、2週間以内に登記書類を法務局に提出する必要がある」ので、絶対いつ法務局に行くか決めてから出資金を入金しましょう。
出資金を入金する
株式会社は「専門家から定款作成完了の連絡が来た日以降」に入金したお金しか出資金として認められないので気をつけましょう。
入金口座は個人の口座で何でも良いです。ネットバンクでもいいです。
口座の取引履歴に「出資金を入金した」という印字が必要なので、自分の口座の100万を出資金として入金したい場合、一回口座から100万円を引き出して、もう一度入金することで取引履歴に入金100万円を印字します。
諸々書類を用意して法務局に行く
「ちょっと管轄広すぎない...?」とも思うんですが「盛岡市,八幡平市,岩手郡雫石町,滝沢村,岩手町,葛巻町,紫波郡紫波町,矢巾町」あたりで登記する人は「盛岡地方法務局 本局」での手続きになります。

大体アイーナの裏っかわです。
駐車場が建物にあって、駐車券を手続き時に窓口に出すと無料にしてくれます。
登録免許税15万円を現金で持っていかなければいけないので置き忘れや強盗に合わないよう気をつけて行きます。
このとき、一緒に法人代表印の印鑑登録もします。
おめでとう。これで会社が立ったぞ。
無事、窓口で手続が終われば会社設立となります!🎉

だが、俺達の戦いはまだ終わらない....
ここまでやってみると「なんだ、手続きって言ったってこんなもんか。やってみたら楽勝だぜ!」と思う人もいるのかもしれませんが、ここからが本当の無限手続き編であり、時間との勝負になります。。。。

ババーン!これが設立後の手続きだ!!!
これの何が大変かって「設立後5日以内に提出」「設立後1週間以内に提出」などそれぞれ厳し目の期限が設定されていることです。
それでいて、ここまではほぼ全てfreeeが自動で書類を記入してくれましたが、上記の手続書類はfreeeでも生成できないものも結構含まれてます。1つ1つ自分で記入していくしかありません。
登記事項証明書や法人の印鑑証明書を取りに法務局へ行く必要もあります。
銀行に法人口座を開設するのも早めに済ませる必要があります。。。
ここからがホントは面白いところなんですが、この記事はここまで。では。
